赤と緑のコントラストが美しい「ポインセチア」
クリスマスシーズンになるとよく見かける植物です。
このポインセチアを次の年も綺麗な赤色にしたい!
と思ったけれど、なかなか色が出てこなくて困った(>_<)
なんてことはありませんか?
実は、あの赤色を出すには、あるひと手間が必要だったのです。
今回は、ポインセチアの葉を赤くするための方法についてお伝えします。
ポインセチアの葉を赤くする方法
ポインセチアの葉を赤くするためには、
「短日処理」というものを人工的にしてあげる必要があります。
短日処理とは、日の当たる時間を12時間以下にする作業のことをいいます。
ポインセチアは、日照が短くなると花芽を形成する短日植物なので、
明るい時間より暗い時間を多くし、それをくり返し行うことで
葉に赤い色がついてきます。
例えば、あなたが午後7時に帰宅して午前8時に出かけるとします。
午後7時の帰宅後、ポインセチアに段ボールをかぶせます。
そして朝8時の出かける前に段ボールをはずして日に当てます。
そうすると、13時間が暗い時間になりますよね?
こういった作業を繰り返し行います。
では、ポインセチアの葉を赤くするための短日処理は
どのくらいすればいいのでしょう。
ポインセチアの短日処理はいつまでするの?
ポインセチアの短日処理ですが、一般的には色づいてきたら終了になります。
その目安の日数は、40日間です。
その40日間は、毎日短日処理の作業を続ける必要があります。
ですので、もし、クリスマスシーズンに合わせて
ポインセチアの葉を赤色にしたい場合は、
9月頃から短日処理の作業を始めた方がいいでしょう。
もちろん人工的に短日処理をしなくても、
季節の移り変わりで自然と短日処理になり色づいてきます。
ただし、それは年が明けてからになることが多いです。
短日処理のポイント
短日処理中は、部屋の照明の明かりにも気をつけなければいけません。
ですので、段ボールをすっぽりとかぶせて夜間は暗くしてあげましょう。
日中は日の当たるところに置き、
夜間は部屋の真ん中などに置くとよいでしょう。
夜間の窓際などは温度が下がりやすいので気をつけましょう。
ポインセチアを冬越しさせるポイントは?
ポインセチアは寒さに弱い植物なので、冬越しは暖かい室内で行います。
室内でも10℃以上あるといいですね。
水やりは、少なめにします。
冬場は特に乾燥気味にしておきましょう。
水のやり過ぎは根腐れの原因にもなりますので気をつけたいところです。
また、水をやる時間も日中の暖かい時間がいいでしょう。
まとめ
コントラストが綺麗なポインセチアの色には
意外なひと手間が必要だったのですね。
長く育てればそれだけ愛着もわきますし
自分で葉の色も付けられるとなれば
さらに気合も入りますね^^
せっかくの素敵なポインセチアですから
長く楽しみたいですね。