今年の春、私の祖母(母方)が亡くなったため喪中です。11月に3歳の娘の七五三のお祝いをしようと思っていたのですが、祖母が亡くなっているため、やろうかやらないか迷っています。娘はひ孫にあたります。
こんなとき、どうしたらいいのでしょうか。(※信仰によって考え方は異なります)
喪中だけど七五三のお祝いをしてもいいの?
大事なのは、「あなたの気持ち」と「ご家族の気持ち」です。まずは家族でしっかり話し合いをしましょう。あなたが迷っていることでも「お祝いをしてあげることが供養になるよ」とか「49日が過ぎているんだから」とか様々な考え方があります。正解があるものではないので納得した形でお祝いをしてあげてください。子どもの一生の思い出になるものですから。
我が家の場合は、私の祖母が亡くなりましたが、「49日も過ぎているし、おばあちゃんも楽しみにしていたんだから見せてあげなさい」ということで普通にお祝いをしました。ご参考になればです。
◆喪中とは?
近親者が亡くなった場合に、一定の期間、死を悼(いた)み身を慎むことを喪中といっています。昔は、喪中の期間はどのくらいと決められた法令があったようですが、現在はすべて廃止されています。ですが、その法令が現在でもひとつの目安とされているため、ある程度の基準期間があるようです。
祖父母・・・3ヶ月~6ヶ月
兄弟姉妹・・・30日~6ヶ月
曾祖父母・伯叔父母・・・喪中としない
※一例をあげました。信仰等により異なる場合があります。※
また、この期間もあくまで目安であり、あなたの悲しみの度合いによって変わってきます。
喪中に七五三のお参りをしても大丈夫?
一般的に喪中の期間と言われているものもありますが(上記参照)、49日が過ぎていればそれほど気にする必要もないと思います。どうしても気になるようだったら、お参りに行く予定の神社やお寺に問い合わせてみてください。「今の時代それほど気にしなくて良いから、お祝いしてあげなさい」なんて言われたという話も聞きますよ。
ただ、あなたの両親(義父母)も一緒にお参りをするという場合は、お互い話をしておくのがいいと思います。まだ心が落ち着いていない場合もあるからです。また、49日の最中である場合は、控えた方がいいかもしれませんね。
喪中に七五三の写真を撮るのは構わない?
七五三の写真を撮ることは問題ないでしょう。むしろ、せっかくの思い出になるので撮ってあげてください。お参りが出来なくても写真だけは撮るという人も多いです。写真を撮ることでささやかながらお祝いとすることもできますしね。写真撮影に関しては、それほど気を遣わなくてもよさそうです。
まとめ
喪中の捉え方は人それぞれありますが、子供の成長を祝う一生の思い出になる行事ですので、お祝いをするみんなが納得のいく形でしてあげるのが故人に対しても子どもに対しても、いちばんいい方法なのかもしれませんね。