冬が近づいてくるとテレビの気象情報から「木枯らし1号」という言葉を聞くようになります。何気なく聞いていて寒くなるんだなぁ~くらいにしか思っていなかったけど、やっぱり木枯らし1号も基準とかあるのでしょうか?気になったので調べました。
木枯らし1号ってどんなもの?
気象庁から発表される「木枯らし1号」のお知らせを聞くと、もう冬が来てるんだなぁ~とすごく実感しますね。朝晩が涼しくなって肌寒い日も増えてきますし。
そもそも木枯らしとは、「晩秋から初冬にかけて吹く、北よりの(やや)強い風」のことを言うそうなんですが(気象庁のHPより)、その最初に観測されてたものを「木枯らし1号」と呼んでいます。
ですが、この木枯らし1号は、関東地方や近畿地方で最初に観測されたものをそう呼ぶそうで、そのほかの地域では発表されていません。(知らなかった(汗))
そう考えると地域限定的なことなのかなと思いますが、テレビの気象情報などでもお知らせがあるものなので、木枯らし1号に対する基準もしっかりあるんだそうです。
木枯らし1号の条件や基準は?
東京地方における「木枯らし1号」の条件としては
・気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと
・東京における風向が西北西~北である
・東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である
気象庁天気相談所作成資料より
これらの項目を基準とし、総合的に判断して私たちの元へと発表されています。
また、木枯らし1号は強風になるため、災害が発生する恐れのある時は注意報や警報も出されます。外出する際は気をつけておきたいポイントですね。
木枯らし1号が発表されるのはいつくらい?2016年の予想は?
木枯らし1号の発表はだいたいいつ頃なのでしょうか。気象庁調べの過去5年間のデータをみてみると
年 | 関東 | 近畿 |
2011年(平成23年) | 10月26日 | 10月25日 |
2012年(平成24年) | 11月18日 | 10月29日 |
2013年(平成25年) | 11月11日 | 11月4日 |
2014年(平成26年) | 10月27日 | 10月27日 |
2015年(平成27年) | 10月24日 | 10月25日 |
と、年々早まっているようです。
こうしたデータから2016年の木枯らし1号の吹く日を予想してみるのも楽しいかもしれませんね。もちろん、その年の気象条件によって大幅に変わることもあるかもしれませんが、だいたい、10月下旬から11月上旬には木枯らし1号がありそうですね。
その頃には防寒対策もしっかり考えていきましょう。
まとめ
何気なく聴いている言葉でも、調べてみると知らなかったことがたくさんありますね。今年の木枯らし1号がいつごろになるのか、予想通りになるのか、少し気になります。