年賀欠礼状、一般的には「喪中はがき」といわれています。相手が年賀状を書き始める前に先方に届くようにだすものですが、「喪中」の範囲ってどのくらいなのか悩むことありますよね。私自身が悩んだので、そのとき調べたことをまとめました。
喪中の範囲と年賀状
喪中はがきをいただいたときは、「あぁ、喪中なんだな」と思うのですが、実際に自分が出す側となると悩んでしまうものです。
私の場合、「母方の祖母」が春頃に亡くなりました。祖母にとって私は初孫になります。
同居はしていませんでしたが、小さいころに1人で泊まりに行って大冒険をした思い出のあるおばあちゃんです。大人になってからも季節の折には会いに行ったりしたし、親戚付き合いも活発な方だったので、私にとっては近い存在でした。
ですので、私自身も1年間の喪中だと思っていたのですが、よくよく調べてみるとそうとも言い切れないということがわかりました。
一般的に喪中とする範囲には、以下のようなものがあります。参考程度に見てくださいね。
・子供
・兄弟、姉妹
・義父(夫や妻の父)
・義母(夫や妻の母)
・夫
・妻
・父方の祖母
・母方の祖父
・母方の祖母
・義兄弟(夫や妻の兄弟)
・義姉妹(夫や妻の姉妹)
この表に当てはめてみると、私の場合は、母方の祖母が亡くなっているので、喪中にする人としない人がいるというグループに入ります。こうやって見てみると、確かに微妙なラインだなぁという印象も受けます。
そして、これらには、喪中期間というものがあります。といっても、正式に決められているものではなく、仏事の慣例として現在も残っているものがあって、それを目安にしているそうです。それにしても、え?って思う日数もあって、昔の名残なんだなぁと感じるところもあります。参考程度に見てくださいね。
続柄 | 服(喪)日数 |
父母 | 13カ月 |
養父母 | 150日 |
夫 | 13カ月 |
妻 | 90日 |
嫡子(息子) | 90日 |
その他の子(娘) | 90日 |
養子 | 30日 |
兄弟姉妹 | 90日 |
祖父母(父方) | 150日 |
祖父母(母方) | 90日 |
おじ・おば | 90日 |
夫の父母 | 150日 |
妻の父母 | なし |
曾祖父母 | 90日 |
この表を見ると、母方の祖母の場合、喪中期間は90日ということになりますから、春に亡くなっているのですでに喪中ではないということになります。
つまり、喪中はがきを出す必要はないということです。
ただ、あくまでもこれは形的なものであって、最後は本人の気持ちがいちばん大事だよってことになるみたいです。
★ 喪中とは?期間と範囲は?|仏事まめ百科
http://www.ohnoya.co.jp/faq/dictionary/nenmatsunenshi/
★年賀欠礼状について
https://allabout.co.jp/gm/gc/71810/
喪中はがきを出さない場合は?
私がこれらのことを調べて決めたのは、「喪中はがきも年賀はがきも、出さない」ということです。
喪中はがきを出すほどじゃないけど、かといって年賀はがきも出す気持ちになれない。というのが正直な気持ちです。
そしたら年賀状が届いちゃうんじゃないの?って思いますよね。私も思います。ですので、「寒中見舞い」で対応しようと思っています。
寒中見舞いとは、寒さの厳しい時に、相手の件を気遣う便りとして使われます。ですが、年賀状を出すのが遅れた場合や、年賀状の返礼として、または喪中に年賀状を受け取った場合などにも、「寒中見舞い」として出すことがあります。それを利用しようというわけです。
「寒中見舞い」を出す期間は、松の内(1月7日まで)が明けてから、立春(2月4日ごろ)までの間に出すようにします。
色々調べていて感じたことは、私と同じような境遇の人って意外と多いんだなぁということです。「寒中見舞い」としてハガキを出す人、多いようです。
寒中見舞いの決まりってあるの?
と思いますよね。調べましたよ。
- 寒中見舞いの言葉
- 時候の挨拶の言葉
- 年賀状をいただいたお礼や、年賀状が遅れたおわびの言葉
- 寒い時季なので、相手の健康を気遣う言葉
- 今後も変わらないお付き合いを願ったり、今後につなげる言葉
などを「寒中見舞い」の中身として入れるのが一般的だそうです。
本来、寒中見舞いの一番の目的は、寒い時季に相手の健康を気遣うというものです。それが、年賀状の代わりや年賀状が遅れた場合の返礼、喪中に年賀状を受け取った場合など、お詫びや近況報告としても応用しているのです。
送る相手が喪中の場合でも、寒中見舞いなら送ることもできるので、季節の便りのひとつとして上手に活用できたらいですね。
喪中はがき まとめ
喪中の範囲や喪中はがきについてお伝えしました。いかがでしたでしょうか。
こういった冠婚葬祭での微妙なラインって、意外と多くあります。身近に相談できる人がいれば、ぜひ相談してみるのがいいですよ。
あなたの住んでいる地域での習わしがあったりすることもありますから。