11月に入るとスタッドレスタイヤに履き替えるというドライバーの人も多いはずです。
私も、そのくらいの時期には毎年履き替えているのですが、スタッドレスタイヤの寿命ってどのくらいなんでしょうか。
安全のためにスタッドレスタイヤを利用しているのに、よくわかっていないこともあったので、この機会に調べてみました。
スタッドレスタイヤの寿命年数はどのくらい?
「スタッドレスタイヤは3年で交換する」という話をよく聞くと思います。私も良く聞いていたフレーズです。
ですが、この3年(3シーズンともいいます)という年数は、あくまでも目安のひとつであって、必ず3年ごとに交換しなければならないというわけではないようです。
そもそも、スタッドレスタイヤの寿命は、年数よりもゴムの柔らかさや劣化具合によって判断されることが多いそうです。
スタッドレスタイヤの特性上、ノーマルタイヤに比べてゴムの質が柔らかくなっています。この柔らかさが氷上などでより多くの摩擦を生むことで車を止めているんですよね。この柔らかさを基準としてスタッドレスタイヤの寿命を判断するのが一般的のようです。
ですが、素人が触っただけではその柔らかさ具合というのはわからないですよね。私も毎年触ってはみるのですが、同じように感じてしまいます(汗)
専門店などに行けばタイヤの柔らかさ(硬度)を測る機械もあるそうなのですが、とりあえずの判断基準としてタイヤメーカーも3年という年数をあげているそうです。
たとえば、「豪雪地帯に住んでいて長い期間スタッドレスタイヤを使用している」とか「タイヤカバーもしないで直射日光の当たるところに置いている」など、タイヤの使用条件や保管状況によってはその年数は異なるようです。
毎年、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替える時に硬度のチャックが出来ればいちばんいいのでしょうが、なかなかそこまで徹底してやるという人も少ないかなと思います。
ですので、一般的にいえば、まずは3年(3シーズン)使ったらスタッドレスタイヤの硬度(柔らかさ)チェックをタイヤ専門店や自動車用品店の人などにしてもらうのがいいと思いますよ。
中古のスタッドレスタイヤの寿命はどうなの?
中古タイヤがあるように、スタッドレスタイヤにも中古は存在しています。
ですが、注意してもらいたいことがあります。
中古は中古である!ということです。
スタッドレスタイヤの場合、溝の有り無しも必要な要素ですが、それよりもタイヤの柔らかさが重要になってきます。タイヤの溝はたくさんあるけど肝心の柔らかさがなかったらノーマルタイヤと変わりません。
そして、タイヤの劣化具合がわからないため使用できる年数が予測できないということです。タイヤの製造年はわかっても、タイヤの保管状況がどうだったのかというところまではわかりません。
ですので、もし中古のスタッドレスタイヤを考えている場合は、1シーズンだけなどと割り切って使用したほうが無難かなと思います。来春に車を買い換えるのでそのつなぎの間だけとかね。
スタッドレスタイヤは保険と考えて、できるだけ新品の購入をおすすめしたいです。
スタッドレスタイヤの寿命を知るサインはあるの?
スタッドレスタイヤの寿命を知るための方法として、タイヤの横にある
・ プラットホームサイン
⇒冬用タイヤとして使用できる限度を示すサインのこと。
新品タイヤが50%摩耗したことを教えてくれる。
【参考資料】
ブリヂストン タイヤセーフティーレポート
・ スリップサイン
⇒タイヤの溝が1.6ミリ以下になるサインのこと。
法令により決められた最低ライン。
【参照:youtube】
などを確認するというものがあります。
このほかに、今までお伝えしてきたタイヤの柔らかさ(硬度)だったり劣化具合などで判断したりします。
あとは、実際にスタッドレスタイヤが販売される時期にお店に出向いて、新品タイヤと自分が使っているタイヤの溝や柔らかさを比べてみるという方法もあります。
まだ使えるかな~と思っていても、急発進や急ブレーキなどを繰り返していれば、スタッドレスタイヤもへこたれてきますからね。
ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換するときには、必ずタイヤの状態を確認する癖をつけるようにしておくのがいいと思いますよ。
まとめ
スタッドレスタイヤの寿命についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
タイヤの年数じゃなくて柔らかさが重要だったりと、今まで思っていたことと異なることも多くて、調べてよかったなと思いました。
車は便利ではありますが、凶器にもなる得るものなので、ちょっとしたことでもメンテナンスはしっかりしておきたいですね。