節分の豆まき用に購入した豆って、意外とあまってしまいませんか?
我が家も毎年、大袋の豆を購入していたのであまってしまっていました。しかも、しまったままですっかり豆の存在を忘れていたということが何回もありました。
そこで、節分であまってしまった豆を上手に活用する方法をお伝えします。
節分で余った豆のおいしい食べ方
節分であまった豆は、「料理してしまう」というのがいちばん手っ取り早い方法だと思います。
なぜなら、節分で使う豆は「大豆」なので、栄養価もあり料理にぴったりの食材だからです。いくつか例をあげておきますので、参考にしてみてくださいね。
・福豆茶にして飲む
⇒残った豆を軽く炒ってから茶碗の中に少量入れ、ほうじ茶を注ぐと香ばしい福豆茶に。豆をそのまま使う方法もありますが、そのままだとあまり美味しくないので(汗)
・きなこにして活用
⇒ミキサーにかけて粉末に。きな粉牛乳や揚げパン、きな粉もちやクッキーの材料としてなど使い勝手が良くなります。
・ひじき煮
・カレーに入れる
・豆ご飯をつくる
・ミネストローネなどスープ系の具にする
⇒水分を含み加熱されて柔らかくなるので食べやすくなります。
・サラダのトッピングとして活用
⇒少し大変ですが、硬い豆のままビニール袋などに入れ、麺棒などでたたき砕いたものを食感のアクセントとして使用。ときどき、アーモンドなどナッツ類がサラダにトッピングされていることがありますよね?そんなイメージです。
また、固めに茹でたものを冷凍保存しておくとちょっとした料理につかえるので便利ですよ。
節分で残った豆、大豆の栄養成分や効用
節分の豆として使われている大豆ですが、実際にどのような栄養や効能があるのでしょうか。せっかく調理して食べるのですから、ここで少し大豆について学んでみたいと思います。
大豆は、「畑の肉」といわれるほどたんぱく質が豊富だということは、よく知られていますね。
大豆の主な栄養成分としては
・たんぱく質
・ビタミンB1などのビタミン類
・カリウムなどのミネラル類
・食物繊維
などがあげられます。
体内で十分に生成されない必須アミノ酸をバランスよく含んでいるといわれていますし、豆腐や納豆などの加工品は消化がよいという特徴もあります。
手軽に摂取できる状態として身近にあることは、ほんとうにありがたいですよね。
ほかにも、
・イソフラボン⇒骨粗しょう症や更年期障害の改善にとよく耳にしますね
・大豆レシチン⇒コレステロールの低減に働くといわれています
・オリゴ糖⇒腸の機能を整えることで知られていますね
・大豆サポニン⇒抗酸化作用に優れ、がん予防としても注目されている
などの有用な機能性物質がぎっしり詰まっているのが「大豆」なんです。
普段、なんとなく脇役っぽいイメージの大豆ですが、栄養面からみると、本当に優等生なんだなということがわかりますね。
大豆を摂取するときの注意点
これまでお伝えしてきたように、食品的にも優等生の大豆ですが、注意が必要なこともあります。それは、過剰摂取をしないということです。
大豆に含まれている「大豆サポニン」の過剰摂取が甲状腺に悪い影響を与える場合があるといわれているんです。ですが、この作用をブロックする働きがあるといわれているのが「ヨード」なんですね。
このヨードは、海藻に多く含まれているといわれるので、「ひじきの煮物」など海藻と大豆を一緒に摂取することができる食べ合わせも心がけるようにするといいと思いますよ。
ひじきの煮物なんて・・・と敬遠しがちのメニューかもしれません。それでも、昔ながらのメニューってこういう食べ合わせにおいて抜群の相性を持っていることが多いです。毎日とはいいません、たまには取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
節分で残ってしまった豆(大豆)の活用方法についてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
大豆の意外な一面を知ることができたのではないですか?
私自身、若いころは豆が苦手でした。ですが、大豆の良さを知り年齢を重ねるごとに食べられるようにもなりました。また、自分で調理をするようになると、さらに苦手意識を克服できるようになりましたよ。
今は、節分だからといって豆をまくという習慣も減ってきているかもしれませんが、もし節分の豆まきをしたら残った豆を使って美味しい料理を作ってみてくださいね。